琵琶湖博物館でパネル展
◇草津
日本遺産「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」について、滋賀県にゆかり深い戦国武将の織田信長、作家の白洲正子の視点で紹介するパネル展が、県立琵琶湖博物館(草津市)で開催されている。会期は6月11日まで。
日本遺産「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」は、琵琶湖周辺の暮らし、祈りにより育まれた文化を「水の文化」としてまとめた物語(ストーリー)で、「伊庭の水辺景観」「菅浦の湖岸集落」「比叡山延暦寺」など26件の文化財で構成されるもの。
パネル展では、織田信長と白洲正子が語り部となって、滋賀の水辺景観について、写真と解説で組み合せた56枚のパネルで紹介している。
例えば、「海津・西浜・知内の水辺景観」(高島市)の場合、信長は、同地域の景観を構成する石垣に注目し、「城の石垣とは比べものにならない程の過酷な自然の力に、この石垣は耐えている」と、近世城郭の先駆者らしい視点で絶賛している。
一方の白洲正子は、同地の断崖に建つ大崎観音寺の秘仏、十一面観音に触れ、「白山の信仰が琵琶湖に至り、最澄の天台宗と接し、そして合わさり、琵琶湖のほとりに立つ観音として顕現した。国境の街、海津の成り立ちを観音が語っているような心地がした」と語っている。
同館の総括学芸員、芳賀裕樹さんは「展示では、感性の異なる2人の見方を楽しんでほしい」と話している。
無料。常設展示は別途観覧料が必要。月曜休館。問い合わせは同館(TEL077―568―4811)へ。






