県政NOW 「がん10年生存率集計記事に思う」
健康で安心して暮らせる社会を実現することは、私たち皆の願いであります。「がん」はとても身近な病気です。我が国及び滋賀県における死因の第一位を占めております。最近、テレビや新聞等で、著名な歌手やタレントの多くの方が、「がんが発見され手術を受けた」、「がんと闘病の末、亡くなった」という情報を頻繁に耳にし、又、ある程度の年齢になると身近なところで「がん」の治療経験がある人が増えてきています。勿論周囲の人だけでなく、自分自身が思いがけず「がん」の当事者になったという人も少なくないでしょう。まさに県民の生命、健康及び生活を脅かす重大な問題となっております。
国立がん研究センターの統計に書かれておりましたが、私たち日本人が生涯で「がん」になるリスクは男性で六○%、女性で四五%となっており、男女ともおよそ二人に一人は「がん」になる確率があると言われています。そして、全体では三人に一人が、「がん」で命を落とすというのが今の日本の現状なのです。これだけ「がん」が多くなった一番の理由は、社会の高齢化と食習慣の変化と言われています。ある意味では「がん」は加齢による「老化現象のひとつ」と考えられているそうで、「がん」になるリスクは男女とも四十代後半から増え始め、年齢が高くなるにつれ、次第に増加する傾向と言われています。かかりやすい「がん」の種類として、女性特有の乳がんや子宮がんがありますが、男女とも胃がん、肺がん、大腸がん、肝臓がんがあり、同じ傾向と言われ亡くなるリスクは六十代~七十代にかけて急増しております。二〇一六年一月二十日の新聞に、「がん」十年生存率の集計が載っておりましたが、五年生存率の集計は以前からあった様ですが、十年生存率の大規模な集計は初めてで、肝臓がん、乳がん等の部位により五年生存率と大きな差があることが新たに判明した記事を見ました。今、健康寿命がさかんに言われており、「がん」死亡率を検討調査を致しておりましたが、二〇一四年、都道府県別の「がん」による七十五歳未満年齢死亡率は全国平均の七九%に比べて、滋賀県は七一・九%と第四十五位で良い成績と思われます。ちなみに最低は青森県の九八%であります。詳細なところは不明で、深く研究しないと良く判らないと思っております。その様な背景から、再度平成二十五年十二月に公布された、滋賀県がん対策の推進に関する条例について県民の願いとして、県民や事業者の間に広く「がん」に関する理解と関心を深めると共に、がんの予防、早期発見等に関する自主的な取組みへの意欲を高めるために、「がん」と向き合う週間を決め、フォーラムを開催することは大変重要と思っております。私もその一員として、最も大切な健康問題として懸命に取組んで参りたいと思っております。






