県政NOW 「街道をゆく」と「鉄道がいく」
県内各地で地域創生の事業がスタートします。甲賀忍者や石田三成公、琵琶湖の遺産等の地域遺産を活かして観光誘客や交通網の整備につなげようと、県も大きな予算を組んで地域振興を応援します。日野町は、日野菜の振興策として加工場の充実と商品開発に力が入ります。東近江市は、昨年オープンした旧政所中学跡を活用した道の駅を鈴鹿山系の登山の拠点にできると夢が膨らみます。愛荘町は、湖東三山館や愛知川宿街道交流館を観光の拠点として位置づけます。
滋賀県は、「近江からはじめましょう」で始まる名著『街道をゆく』を著した司馬遼太郎氏没後20年を記念して、4月に2000人規模のシンポジウム(米原文化産業会館)を予定しています。司馬氏は、「湖西のみち」からスタートして湖東、湖北、甲賀の様子を「近江散歩」「比叡山の諸道、伊賀と甲賀のみち」として、日野や蒲生の渡来文化を「韓のくに紀行」の中で紹介し、「街道・みち」の視点から交通文化をまとめています。併せて、司馬氏が菜の花の風景を好んだことから全国で菜の花忌も催されます。シンポジウムには多くの人が参加されますので、各市町のPRや物産販売、エクスカーション(足跡を訪ねる現地ツアー)等を組んで地域を盛り上げていただく良い機会となりそうです。
また、明治29年に設立された近江鉄道が本年120年を迎えます。県は、京阪奈への早期実現を展望しようと記念イベント等に予算を組みます。地域とともに発展してきた鉄道ですので、各駅等で様々な取り組みが行われると思います。是非、地元の参画で駅前フェスタや物産展を開催してはどうでしょうか。さらに、東近江市では、八日市駅前に市の後押しでシティホテルが進出する計画があり、新たな賑わい創出を模索するようです。
「街道をゆく」と「鉄道がいく」は、東近江市、日野町、愛荘町で共通するものです。今年は、このチャンスを活かし、皆さんの参画と産官学民の連携を進めて、「地域の夢をカタチにする地域創生」元年にしたいものです。






