びわこ腎臓病食研究会
◇全県
腎臓病は慢性化すると人工透析が必要となり、患者自身だけでなく家族にも大きな負担がのしかかってくる。そこで、腎臓に負担をかけない食生活で、人工透析に頼らない生活を少しでも長く続けることができるようにと、JR南草津駅近くの草津市立市民交流プラザ五階南草津フェリエ調理室で腎臓病患者と家族のための「慢性腎臓病低たんぱく食調理実習」が定期的に開かれている。
食事療法で人工透析回避できる
徹底管理生活 調理実習開催
指導しているのは、東近江市能登川地区在住の管理栄養士、中村恵さんが県内外の管理栄養士と立ち上げた「びわこ腎臓病食研究会」。腎臓病等の食事療法をサポートするNPO法人食事療法サポートセンターと腎臓病の食事療法向け食品などを手掛ける有限会社オトコーポレーションが後援している。
毎回、低たんぱく・低塩・低カロリーでもおいしく、楽しく作れる献立を紹介し、調理実習とミニ講座を受けて、各家庭で実践してもらう。夫婦や親子、県外からも、毎回のように参加する人も多い。
九月の献立では、たんぱくを含まない“でんぷん米”を使った「おにぎらず」三種(ビビンバ、ツナと青じそ、チーズとおかか)に、麺つゆを使った「秋なすの焼きびたし」、デザートにでんぷん米の「おはぎ」(小豆ときな粉)。塩分量や材料をしっかり計量して、腎臓病用の調味料を使うなどして、合計八四〇キロカロリー、たんぱく質一三・八四グラム、食塩一・五七グラムに。中村さんは、「味にメリハリをつけることで、おいしく、満足できるものになる」とアドバイスした。
調理の前には、塩分濃度が〇、〇・六から一・六まで〇・二パーセントずつ六段階、計七段階の試験紙“ソルセイブ”を使って、舌で塩分量を感じる実験も行った。〇・六パーセントで塩分を感じれば、正常。中村さんは「減塩は慣れる」と、食事習慣の徹底で苦でなくなることを強調した。
受講の問い合わせは、中村さん(TEL090―6964―1120)へ。






