ローカルボイス 「地方の再生を本気で考える」
皆さんこんにちは!暑い夏もひと段落し、過ごしやすい季節になってきました。街頭演説などで選挙区内を駆け回らせていただいていると、色んな集落で稲刈りの風景を目にします。子どもたちが田んぼの畦を走り回りながらお手伝いしている姿を見ていると、故郷滋賀は本当に素晴らしい地域だと改めて実感します。田舎には「絆」があります。この絆からうまれる子どもの教育環境や高齢者の見守りは、一度失うとその後いくら税を投入しても決して再構築できるものではありません。建国以来2700年近くにわたり育んできたこうした農村独自の素晴らしい価値観を今後も守り、次の世代に繋げていくという大きなテーマに日本は本気で向き合っていかなければなりません。
「東京の一極集中を是正し地方を元気にする」。言葉で発信するのは簡単ですが、どのようにしてそれを実現するのか。私は今地方が抱える最も大きな課題は、都市部に比べて生活コストがかかりすぎる点にあると考えています。よく都市部の住民は、「地方に行けば物価が低いから安く生活できる」という認識を持っておられるようですが、とんでもありません。例えば子育てについても、少しでも有名な塾や習い事に子どもを通わせたいとなると、都市部より日々の送り迎えに時間と費用がかかります。大学に進学するとなっても実家から通える選択肢が少ないが故に、どうしても一人暮らしでの通学になるので親の仕送り負担は都市部に暮らす住民よりも大きくなります。加えて、地方は車社会でもあり、大人になると一人一台の所有がないと生活ができません。車検、ガソリン代や税金などの負担も少なくはありません。また、草刈りや河川の清掃など挙げるときりがない程、都市部の生活と比べて地方の暮らしには個々が負担しなければならないコストが沢山あります。なのに、物価が安いという理由で給与水準が低い。今の国家の仕組みは北から南まで一律の法制によって運営されていますが、今のままの制度では、「地方を元気にする」というスローガンも虚しく聞こえます。地方の生活必需品としての車と都市部の娯楽目的の車の税金がなぜ同じなのか。地方と都市部に暮らす子どもたちに与えられている教育の機会は本当に平等なのか。地方の人口減少に本気で歯止めをかけるためには、もっと生活に密着した観点から国家の仕組み(税の再配分)を論じる必要があると強く感じます。






