県政NOW 国際交流は一日ではならず
滋賀県とアメリカミシガン州は、日本最大の湖「琵琶湖」と北米五大湖の縁で姉妹提携を結び、2018年で50周年を迎えます。今日まで、活発な交流を続けてきました。アメリカ中西部に位置するミシガン州は、滋賀から1万km以上離れていますが、毎年交互に友好親善使節団を派遣しており、使節団への参加者はこれまでに3,126名に達しています。
先月7月24日から29日にかけて、私も初めてこのミシガン州を訪れ、ミシガン州議会関係者、行政関係者、環境NGO団体、ビジネス関係、文化交流関係について意見交換を行いました。
グランドラピッズ市のマイヤーガーデンには今年6月13日、北米最大級となる日本庭園(3万6000平方メートル)がオープンしました。マイヤーガーデンに訪れた際の滋賀特別展では、近代美術館、琵琶湖文化館所蔵の江戸時代の着物や近江八景の屏風、掛け軸をはじめ、陶芸の森美術館の協力による信楽焼、湖東焼など、滋賀の幅広い文化的魅力を発信できていることを確認いたしました。
ミシガン州自然資源部漁業部門との意見交換の折には、五大湖においても、種類は違うものの、外来魚などの課題は共通しており、外来魚の多くは貨物船とともに五大湖にやってくるそうです。どういうことかといいますと、貨物船が積み荷の増減にあたり、船を安定させるためバラストウォーターを利用します。カスピ海から来た貨物船がこのバラストウォーターを排出する際、外来魚が一緒に侵入し、生態系を乱し始めている等、有意義な意見交換をすることができました。
国際交流は、歴史・文化・言語・風俗・政治体制等いろいろな差異を越えた友情によって固く結ばれ、文化や社会、経済の交流を通じて相互理解を深め、国際親善と世界平和に役立てようとするものです。我々の日常生活を支える石油、食糧、木材、鉱物資源等の多くを海外に依存しているように、我々の生活は、日々の国際関係や国際経済の動きと密接に結びつき、その将来は、平和を基調とする新しい国際主義に徹し、いずれの国とも経済、文化の相互協力に努めねばならない位置におかれています。したがって、今やその平和外交を助けるためにも、国際姉妹提携の果たす役割は、一層重要性を増しています。今後も両県州の交流が更に深まるよう取り組んでいく所存です。






