滋賀県議会議員 井阪 尚司
「自然は過去の習慣に忠実である。それゆえに災害は必ずやってくる。(寺田寅彦)」
日本に住んでいる限り、集中豪雨や台風、地震は避けて通れません。人口減社会と少子高齢化が急速に進んでいる中、私たちは災害からどのように身を守れば良いのでしょうか。「今できることは何か」について、自助・共助・公助の視点から防災対策を再検討し、安全で安心できる地域づくりを進めなければなりません。
まず、いざという時に備えて、自分でできることは、火災や地震に対する家屋の点検、避難経路の確認、防犯グッズを揃えること等でしょう。さらに、高齢者世帯では、他の人に知らせる方法などを考えておかなければなりません。常備薬の保管や1人1日あたり確保したい水3リットルも重要です。
地域でできることは、避難場所の確保と避難誘導、安否確認や普段からの見守り体制です。自治区では、地域防災計画を作成し、避難訓練、孤立しそうな人への声かけ、自警団による防災活動等を進めているところもあります。さらに、日常的に活動をしていただいている地域消防団の方々の活動は、大変頼もしく心強いものであります。
国・県・市町は、災害対策基本法に則り各計画のもとに、災害予防に関するハザードマップの作成や情報提供、防災倉庫の設置、応急対策、復旧事業の他に消防活動や河川改修、急傾斜地対策等を進め、地域の安全力を高めています。
それでも、想定外の災害がいつ起こるか分かりません。私たちにできることは、防災意識を高め、身近な人による支援と普段からの見守り活動等の地域防災力の向上です。その一つに「防災士」プログラムがあり大変有効な内容です。防災士有資格者は、全国で9万4千人強、滋賀県では1077人が登録しています。私も今年、2日間の研修と救急救命講習を受け、防災士に登録しました。学んだことを地域防災の向上や学校等での防災教育に活かしたいと思います。また、県内では、大津市が防災士養成事業自治体であり、湖南市、甲賀市、栗東市、大津市が防災士資格取得支援を行っています。次期県議会では、県の地域防災支援等について提案していきたいと思います。






