「ほたるカフェ」開設 毎週木曜日午後一時半から
◇近江八幡
近江八幡市は、初期の認知症に対する不安や悩みをやわらげ、日常生活での不自由さの軽減に役立てたり、症状が進行した場合でも自分らしい日常を送る心の持ち方や工夫などを、気軽な話し合いの中で見つけ合う集まり「ほたるカフェ」を開設し、市民に利用を呼びかけている。
同市では、平成二十五年度から「もの忘れ相談会」の開催に取り組んでいるが、患者や家族の立場により寄り添い、悩みや心の問題の軽減に直接結びつくような新たな行政サービスとして昨年十一月に開設したもので、運営をNPO法人ユナイテッド・ケア(近江八幡市長田町)に委託し、毎週木曜日午後一時半から二時間、同市長田町の「エンパワーメントリビング長田」で開いている。
参加対象は、認知症の症状が出始めた人や発症に不安を抱いている人が中心で、毎回十人前後の参加者が集まり、飲物を楽しみながら物忘れについての相談や症状の進行を予防するアドバイス、同じ悩みを抱える人同士の交流、情報交換を通して自分の状態に理解を深めることに役立てている。
認知症患者の多くは、症状が進んでから相談されることが多く、その時には既に意思表示が難しく、本人が望むケアが受けられないケースが少なくない。
本人をはじめ、介護者にのしかかる負担増を少しでも軽減することをねらいに、対策が講じやすい軽い症状が出始めている人や、症状はないが不安のある人を対象に早い段階からの備えを呼びかける場として「ほたるカフェ」を設けている。
参加者からは「同じ悩みを抱える者同士が会って気軽に話せる雰囲気や、家族には話せない思いが聞いてもらえる」や「他の人の話を聞いて、自分だけではないのだと安心した」などの声が、市に届いている。
市では、「認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせるまち」をめざしたいとしている。「ほたるカフェ」の問い合わせは、市地域包括支援課(TEL0748―31―3737)へ。







