滋賀県議会議員 今江 政彦
統一地方選挙の前半戦であった道府県議会議員選挙が終わり、新しい滋賀県議会の会派構成も決まりました。議員定数が47名から3名減となり、また郡部が合区された選挙ということでその成り行きが注目されていました。しかし、13選挙区のうち5選挙区で無投票となり、有権者の選択の機会がなくなったということで大半のマスコミが憂慮すべき事態と報じました。
あわせて投票率も極めて低調で、政策論争というよりもそれぞれの候補者が自らの魅力をどのようにアピールするか、あるいは地域にいかに貢献できるかを訴える選挙であったように思います。地方選挙なのでそれは仕方のないことですが、介護保険制度の後退など地方でも社会保障制度を取り巻く課題は多く、市町へ移る要支援者への対応についても地域格差が生まれることが懸念されます。
法整備された地方創生事業についても大きな財源が投じられる中で真に地方の課題解決につながるのか、見極める必要があります。かつてのふるさと創生事業のようにそれぞれの自治体が一億円を思い思いに使っただけでまちの未来への投資につながらなかったのは苦い経験でした。人口減少によって町が消滅するのではないかという深刻な声が聞かれる中で、どのように地域の雇用や生活を守り、地方経済の活性化を進めるのか、まさに地方の課題は目白押しです。
そして、アベノミクスで国民の暮らしが本当に良くなっているのか、あるいは政府与党による安全保障体制で日本の将来は危うくないのかなど、この統一地方選挙で有権者に問わなければならなかった政治課題を争点化できなかったことに対し今も忸怩(じくじ)たる思いをしています。
今回の滋賀県議会議員選挙では政権与党である自民党が過半数を得られなかったのは幸いでしたが、私たちのチームしが県議団も大きく議席を減らしました。これから4年間緊張感のある議会運営が続くと思われますが、主役である県民のみなさんにとってわかりやすく開かれた県議会となるように切磋琢磨していきます。






