滋賀県議会議員 今江 政彦
三日月知事が誕生してからおよそ半年が経過しようとしています。今、滋賀県では今後の県政の大きな指針となる「滋賀県基本構想」の策定が進められ、来月に開会される2月定例県議会に提案される予定です。その中の基本理念に「みんなでつくろう!新しい豊かさ」というフレーズがあります。今年はこの新しい豊かさを求めるということを県民の皆さんとともに考え、実践していきたいと思います。
今年の4月に統一地方選挙が行われますが、ちょうど4年前の県議選の直前の3月11日に東日本大震災が発生し、津波で多くの尊い命が失われ、また同時に発生した福島原発事故では広範囲に放射能汚染が進み、今も多くの方々が避難生活を余儀なくされています。4年前の選挙では選挙運動の自粛もありました。そして多くの候補者が安全で安心な社会の実現を強く訴えました。国民の多くの方々も経済優先の生活の危うさを憂い、その反省に立って日本の行く末や価値観について考え直す時が来たと感じられていたのではないでしょうか。
しかし、4年たった今この時の危機感はどこへ行ってしまったのでしょうか。日本経済はアベノミクスに代表されるように一部の富裕層や大企業に有利に働く株価操作や円安誘導に一喜一憂し、原発問題についても福島原発事故の検証や安全対策・避難計画が確立しない状況の中で再稼働へと舵が切られています。
また、今年は戦後70年を迎え、多くの命が奪われた戦争の悲惨さなど過去の悲しい歴史を振り返り、二度と国民を戦争に巻き込むことがあってはならないと多くの国民の方々が感じておられるはずですが、昨年の解散総選挙では集団的自衛権の行使を容認する自民党政権が選択されました。
こうした国の流れに反して昨年の滋賀県知事選では三日月県政が県民によって選択されましたが、これは琵琶湖をはじめとする自然環境を重視し、草の根県政を守るという県民の大きな決意であったと思います。今だけでいい、モノだけが豊かであればいい、自分だけがいいということでない「新しい豊かさ」がこの滋賀県から発信され、日本の国全体へと広がることを期待し、日々の実践を積み重ねていきたいと思っています。すべての人に居場所と出番がある共生社会の実現に向けて!






