滋賀県議会議員 井阪 尚司
新年明けましておめでとうございます。人口減少社会の到来で、これからの地域社会をどう創っていくのかが議論され始めました。東近江地域の資源を活かし、産官学民が叡知を結集して、持続発展できる地域を構築しなければなりません。これらの夢をカタチにしたい私の思いを述べさせていただき、東近江地域の発展を展望してみたいと思います。
一つ目は、東近江地域へのファンを増やして交流人口の増加を図り、地域を元気にする取り組みです。日野や愛東で取り組まれている田舎体験では、県外から訪れた小・中・高校生が農家や町家の人と寝食を共にし、豊かな自然や田舎の暮らし、人の温もりに触れていく中で、子どもたちは感動と深い学びを得ます。地域には大きな教育力があるのです。
また、古老の脳裏に刻まれている60年前の記憶を見える化する「ふるさと絵図」は、記憶文化遺産とも呼ばれ、古老が語り部となって地域を案内する文化ツーリズムへの活用や次世代がふるさとを想う拠り所となるものです。
二つ目は、地域資源を活かした自立・自活のまちづくりの取り組みです。各区やまちづくり協議会、各種団体等が様々な取り組みをされていますが、みんなが力を合わせてつながればより大きな力となります。地域内には、食・ケア・エネルギーをモール化して夢と安心をカタチにする取り組みや古民家を活かしたジビエ料理など農の六次産業化の取り組みなど多くの事例があります。
三つ目は、医療・福祉の連携による地域包括ケアシステムを構築し、住み心地日本一を実現しようとする取り組みです。三方よし研究会では、医療・福祉・行政などが一緒になって新しいケアシステムを構築しようと、最期まで見通した看取りの包括ケアが進められています。蒲生医療センターでは、家庭医の養成も進められており、安心をカタチにするネットワークへの期待がかかっています。
四つ目は、産業振興と雇用の安定です。若者の定住には、働く場の確保と安定した収入が必要です。今後、高度情報化とロボットに関する産業や癒やし系・体験型のツーリズム・農の六次産業化などが期待されています。産官学民が叡知を結集して、安定した地域発展を進めることが重要です。
五つ目は、質の高い教育を提供し、情報化とグローバル社会に対応できる人材を育成することです。確かな学力・体力・道徳力を身につけるために、学びのベースとして集中力・技術獲得力・活かす力が必要だと言われます。日野では、社会教育の一環としてサイエンス教室が開かれています。子どもたちが、自律型ロボットのプログラミングを行って、ロボットによるサッカーゲームを行います。集中力・考える力・コミュニケーション力・表現力が身につき、学力があがってきています。
以上の五事例から、東近江地域には高いポテンシャルがあります。これらを活かして力強い地域を創るには、アイデアと私たちひとり一人の実践にかかっています。議員として、決意新たに地域発展に向けて邁進していきたいと思います。






