滋賀県議会議員 高木 健三
今年で三十八回を数える御霊祭りが、滋賀県護国神社で八月十三日~十五日にかけ開催され、近江八幡市遺族会はバス二台で冨士谷近江八幡市長と一緒に参拝致しました。市長におかれましては、市長就任後毎年参拝して頂き、今年で八回連続です。当日、護国神社での市長挨拶として、「世界各地で紛争が絶えない地域がある中、日本において遺族会全体でお参りする事が抑止力に繋がっている」とのご挨拶があり、参加者全員が戦争はどんなことをしてでも防がねばならない思いを新たにしたところでございます。
又、市長におかれましては今年は台風十一号で中止となりましたが、県下で二番目に市主催の平和祈念式を実施頂き、その事が先駆けとなり、私も県議会で二回、近江八幡市の事を紹介して質問をし、その結果、平成二十六年度は八月二十六日に県主催で実施して頂いた事には大変意義深いものと思っております。
戦後六十九年を経て、今や近江八幡市は、先人の復興への不断のご努力によって、湖国の中核都市として着実な発展を遂げて参りました。この事は、戦争の為に亡くなられた皆様の尊い存在が礎となっていたことを忘れてはなりません。その意味で献灯数を滋賀県全体で五千灯に灯りをともしお祈りをする御霊祭りでございます。今日まで三十八年間の実績は理解出来ますが、やはり時代と共に高齢化していく中で、私は三十八年間も同じ事の繰り返しではなく、見直しも必要ではないかと思います。
私の意見として、二点提言を致したいと思います。一点目として、各市町の遺族の役員さんの立場も考えてほしい。即ち活動しやすいシステムを考えるという事で、献灯料金や還付金の必要性があるのか、見直しも必要ではないか。他の神社の実績や市場調査の考慮や同じ事を三十八年間やっていては進歩がない。二点目は、以前は各市町への平和リレー行進は良い事であるが、最後の集合はやはり護国神社で打ち切る流れが私は良いと思いますが、いずれにせよ、各市や県まで平和祈念式をやっておられる中、そこで遺族大会をやる方法も一利あるのではないかと思います。
この御霊祭りは、私は遺族だけではなく、県民広くに伝える事が大事であり、戦争を知らない戦後生まれの人口が八割を超える時代となり、県民の意識から、戦争の悲惨さや、平和の尊さが次第に薄れて行く傾向にある様に思われる状況にあって、戦争体験、教訓を風化させることなく、二度とこうした悲劇を繰り返さない事を願い、平和とは何か、幸せとは何かを県民一人一人が考える機会として、又、私たち県民が未来に向かい平和で豊かな社会を次の世代に引き継ぐ為に、平和への願いを結集し、平和の為の努力を誓える機会として、私は御霊祭りの方向を考えて行く事が大事であると思っています。






