滋賀県議会議員 木沢 成人
まさに「夏」という、「夏」らしい「夏」を実感することなく、天候不順が続いているこの8月。
先日は、夜間に積乱雲が次々に発生する「バックビルディング」という現象によってもたらされた短時間の記録的豪雨により、広島県において大規模な土砂災害が発生し、大勢の方が尊い命を亡くされました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
翻って湖国においては、月初めの8月8日から10日にかけては、この時期には珍しい大型台風11号の近畿地方接近・上陸により、稲や大豆などの約80ヘクタールが被害をうけ、また彦根城の天秤櫓の漆喰壁が剥がれ落ちたり、近江八幡市の旧西川家住宅の土蔵壁が剥がれ落ちる等、文化財にも被害が発生しました。東近江地域では、土砂災害の危険から山間部等で避難勧告も発令されたところです。その後、お盆休み中の15、16両日には、前線の活発化により、また大雨が降り、湖北等で住宅浸水被害をもたらしました。
昨年の台風18号の被害を経験している中、そしてその復旧が未だ途上である中、私個人としても、この間、大変な緊張感を持っており、気象庁をはじめとする各機関からの情報収集及び河川等の自主パトロールに努めていたところです。そのような中、連日の警戒待機から、8月10日には消防団員として警戒出動し、河川の水位状況の確認、堤防からの漏水箇所の有無の確認、暴風によって倒れた竹木の撤去等を実施しておりました。
出動中は、市内各地で警戒活動にあたる、他分団からの無線連絡を次々に耳にし、あらためて地域防災力の要である、消防団組織の組織力とマンパワーを再認識したところでもあります。
「現場」の力と、それを統括するトップの力、を齟齬(そご)なく束ねる事が、何よりも県民の生命・財産を守る鍵であります。
三日月知事は、「防災対策」を第一の政策に掲げておられますが、今回の8月の経験をもとに実効性のある防災対策を、議会での議論を通じて進めて参ります。






