立候補予定者に聞く
知事選と同時に行われる県議会議員の栗東市選挙区(欠員一)と湖南市選挙区(同)の補欠選挙(七月四日告示、同月十三日投開票)で、今のところ立候補を表明しているのは、栗東市は石油販売会社社長の竹村健(やすし)氏(48)=自民推薦=、湖南市では医師で元県議の生田邦夫氏(66)=自民公認=のみで無風の公算が大きい。そこで両氏に(1)立候補の動機(2)最も力を入れたい政策(3)県政の問題点―について聞いた。 (高山周治)
栗東市(欠員1)
竹村健氏「広域観光でまちに活力」
(1)栗東市の青年会議所(JC)の一員として長年、新幹線新駅の推進や観光振興などのまちづくりに携わってきたが、県や近隣市との連携の必要性を痛感した。
個人的な提案だが、例えば、日本中央競馬会の拠点「栗東トレーニングセンター」(栗東市)と、陶器の産地である信楽(甲賀市)、琵琶湖博物館(草津市)を生かした修学旅行はどうだろうか。
(2)県と市の橋渡し役として、台風18号被害の復旧、新幹線新駅跡地への企業誘致や、国道8号バイパスの建設推進に力を入れたい。とくに道路整備は慢性的な渋滞に悩む湖南地域だけでなく、県全体の経済にも影響する広域的な課題だ。
(3)「もったいない」でムダな予算を削減するのは確かに大事だが、必要なものには投資すべき。中止になった新幹線新駅(栗東市)についても、建設費は開業後の固定資産税で償却できただろうし、県全体への経済波及もあったはず。滋賀を環境でアピールするならば、「世界一環境にやさしい駅」という視点もあった。県が交通ビジョンで再び新幹線新駅の必要性を示しているが、交通の要所である県土発展には高速交通は欠かせない。
湖南市(欠員1)
生田邦夫氏「交通インフラ整備推進」
(1)昨年の台風18号は湖南市にも深い爪痕を残した。市内では石部中学校裏山や針東寺線の崩壊、落合川、荒川の土砂堆積により流下能力が低下している。一刻も早い復旧が必要だが、県の対応は鈍い。これを解決するには、国、県とつながる政治力が必要だ。
立候補を巡っては、一昨年の市長選出馬のため県議を辞めた経緯があって躊躇(ちゅうちょ)したが、私の県議経験、国・県とのパイプを生かしてほしいと、多くの支援者に推され決意した。
(2)湖南市は従来からインフラ整備が遅れている。国道1号バイパスがようやくできたが、片側一車線のため十分生かせていない。幅三十数メートルも買収しているのだから、もっと車線を増やせる。また、JR三雲駅周辺の排水能力が低いため、周辺の河川整備にも取り組まないといけない。
(3)行政の仕事の進め方は効率が悪く、責任の所在がないのが問題だ。私の病院経営を振り返れば、将来を見据えて自分の責任のもとで決断しなければならないことが多々あった。県土発展のためには、民間経営の手法を生かし、スピード感のある県政運営が求められる。








