自然保護団体 県に保全を要望
◇全県
長浜市木之本町のトチノキ巨木群の伐採計画が進んでいる問題で、自然保護団体「日本熊森協会」(本部・兵庫県西宮市、森山まり子会長)や県内の市民団体「巨木と水源の郷をまもる会」(小松明美会長)の二団体と環境学者ら個人五十八人が連名でこのほど、県に巨木群を保全するよう要望書を提出した。
伐採が予定されているのは、同町金居原に生育している、推定樹齢二百~五百年の巨木約四十本のうちの約三十本。これを山林の個人所有者から木材業者が買い上げて、九月から伐採を始める。
要望書では「巨木群の近くには、土蔵鉱山跡があり貴重な観光資源になる。また巨木を伐採すると、土砂流出防止機能が低下する恐れがある」と指摘。
このため▽県は長浜市と連係し、伐採予定のトチノキ巨木群についてその保全と地域振興のための有効活用に向けた解決案の提案▽民間団体などによる伐採防止のトラスト運動への協力▽巨樹・巨木林を恒久的に保全できる制度の確立―を求めている。
要望を受けた嘉田由紀子知事は、今年度中に琵琶湖森林づくり条例に巨木の保護を盛り込む条例改正を検討する考えを示した。
なお市民団体では、長浜市にも同様の要望を行う予定だ。(石川政実)







