県立学校生徒の個人情報
◇全県
県教育委員会はこのほど、県立学校が生徒個人の情報をガイドラインに沿って適切に管理しているか調査し、結果を県議会の文教・警察常任委員会に報告した。
調査では、一部の学校でUSBメモリを無施錠で保管するほか、校長に許可なく私物のUSBメモリに個人情報を入力したり、校外へ持ち出すなど、ずさんなケースが浮き彫りになった。県教委は「再発防止に向けて、各校への通知や研修を実施し、情報管理の徹底を図る」としている。
この調査は、生徒の個人情報を含むUSBメモリの盗難や校務用ネットワークからの流出が相次いでいるのを受けて、全県立学校と全教職員を対象に、四月二十五日~二十八日に実施したもの。
県教委のガイドラインでは、個人情報は校務用サーバーで管理するか、もしくは入力したUSBメモリは金庫で保管することが定められている。
しかし、調査によると、全六十六校のうち一三・六%に当たる九校が、学校所有のUSBメモリを鍵のかかる場所に保管していなかった。校長の許可を得た私物のUSBメモリについては、十五校(二二・七%)が鍵のかかる場所に保管していなかった。
また、校長の許可を得ずに私物のUSBメモリに個人情報を保管した教職員は、全三千五百四十五人のうち六百六十七人(一八・八%)だった。
また、校外へ持ち出す場合、校長の許可が必要なのに、過去二年間で四百三十一人(一二・二%)が無許可で持ち出していた。
個人情報が流出する問題は、四月児童生徒の在籍名簿や職員名簿など五百四十人分のデータが入ったUSBメモリ八本が、職員室から盗まれる事件が四月に発生した。
また、別の学校でも同月、ユーザーIDとパスワードの管理が甘かったため、これを知った生徒が校務用サーバーにアクセスし、事前に新年度のクラス編成一覧を入手し、LINEで生徒間に拡散させた問題が発覚した。






