滋賀県議会議員 木沢 成人
先日、NHKスペシャルの「シリーズ廃炉への道 第一回 放射能“封じ込め”果てしなき闘い」という番組を拝見しました。
ご案内の通り、3年前に事故を起こした東京電力福島第一原発は、およそ40年に渡るとされる廃炉作業の工程が、地元福島県出身者を含む東電社員及び大勢の協力会社社員の皆さんの手によって、日々進められているところです。
過去のスリーマイル島原発事故や、チェルノブイリ原発事故の事例とも比較しながら、福島第一原発の現在の内部状況を映し出すカメラ映像は、改めて、その事故の激しさを物語ると共に、一方では、この三年間、そして引き続き、これから現場作業に従事される多くの作業員の皆さんの「努力」と「熱意」を感じさせるものでもありました。
不幸にして、あれだけの重大事故は起きてしまいましたが、その事故からの復興を目指して、チャレンジを続けている多くの若いエンジニアの皆さんの「姿勢」にも心を打たれました。
核燃料が溶け落ちて固まった「デブリ」と呼ばれる放射性廃棄物をいかに安全に取り出し、廃炉作業を進めていくか。除染により、事故当時と比べて、かなり放射線量は低下しましたが、未だ高い放射線量が一部残る施設の中で作業をする為には、ロボットの手に頼るしかありません。細かな現場、現場に対応した特殊なロボットの開発に当たる、三菱重工、東芝、パナソニック、日立製作所等の大手メーカーの若いエンジニアの皆さんの「情熱」は、単に企業としての利益の為とはとうてい言えないでしょう。
私は、過去の議会質問で「理数系人材の育成について」何度も取り上げさせて頂きました。科学技術の発達の中で生み出された原子力発電。不幸にして事故は起きましたが、それを克服するのも「原子力技術」と、その周辺を支える「科学技術」であるのも揺るぎない事実なのです。ただ単に「脱原発」を唱えるのではなく、福島の「真の復興」に資し、ひいては世界に貢献できる人材を、この湖国からもつくって参りましょう。






