山田連合滋賀会長、民主大会で一本化迫る
◇全県
六月二十六日告示、七月十三日投開票の知事選に向けて、嘉田由紀子知事(63)が三選出馬を「熟慮中」として出処進退を明らかにしない一方、民主県連代表の三日月大造衆院議員(42)は出馬の意向を示している。このような中、同党の最大支援団体である連合滋賀の山田清会長がこのほど、候補者の一本化を求める発言を、三日月氏の選挙区である草津市での同党3区総支部定期大会で行った。水面下の調整は本格化しているようだ。
この中で山田氏は、来春の県議選に大きな影響を及ぼす知事選で、自民県連が元経産省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)を擁立している現状を踏まえ、「現職の嘉田知事と(知事を支援する地域政党である)対話の会と、滋賀県を中央(国政)とは違う運営できないか」と、候補者の一本化を求めた。
非自民層を支持基盤とする嘉田、三日月両氏が共に出馬すれば、票を奪い合い、結果的に小鑓氏が自民の好調な支持率を背景に漁夫の利を得ることになる。来春の県議選をにらめば、最悪のシナリオを何としても避けたいところだ。
この一方、嘉田知事は六日から、支援者の意見を聞く茶話会(かだ由紀子と歩む会主催)を、平成十八年の知事選で出馬表明した大津市の近江舞子と高島市針江でスタート。三選を求める支援者のラブコールに「あまり遅くない段階で答えを出したい」と述べるにとどまった。
二会場での茶話会を終えた後、報道陣からの質問に「今回の知事選は、自治を巡る戦いだ。国から元官僚が入ってきて、原発に反対する知事は恥だと言われている。地方自治の危機を、どれだけ県民が意識しているかがポイント」と、鋭い舌鋒で語った。
民主との一本化は、今夏の知事選から逆算して今月いっぱいがリミットといわれる。これに対して嘉田知事は三月二十四日の県議会閉会時では、出処進退の表明を一~二か月後としていたが、「逆算すると、五月末では遅い気はする」と意味深長な笑みを浮かべ、会場から去った。
(高山周治)







