滋賀県議会議員 井阪 尚司
4月です。夢と希望に満ちた新入生のスタートを祝福するかのように、桜が咲き始めました。頼もしい未来の若者の姿にこれからの日本の力強さを感じますが、今、教育が大きく変わろうとしています。
先の学習指導要領改正により、教育が「ゆとり」から「学力」重視へ大きく舵を切りました。滋賀県でも今年、「滋賀県教育振興基本計画」の第2期目がスタートします。教育の根幹である「知・徳・体」がどう変わるのでしょうか。
学力である「知」は、学力調査の結果を受けて学力向上策が打ち出されています。授業の工夫、英語の導入、宿題の増加、教員の学力向上研修も始まります。教室に電子黒板が設置され、タブレット端末機を配布して学習の深化を図ろうとする学校も出てきました。 道徳力である「徳」は、「心のノート」に加え、新たに「道徳科」を設けて評価するとの検討もされています。また、昨年「いじめ防止対策推進法」が施行され、本年度「滋賀県いじめ防止基本方針」が出されました。地域の見守力にも期待がかかっています。
体力である「体」は、中学校体育にヒップホップダンスや武道が導入され、オリンピックや国体を目指してスポーツ振興策が打ち出されました。滋賀県では、希望者によるアスリート養成が始まります。この背景には、国民的課題である健康寿命の延伸があります。
そして今、国で「教育委員会制度改革」の議論が始まっています。
学校現場では、教職員の多忙さが増す中で、子どもとの対話を増やし、きめ細かな指導により確かな力が身に付くよう様々な工夫がされています。生活支援員・カウンセラー等の人的配置や登下校の子どもたちを見守るスクールガード等の活躍も定着してきました。
少子化が進む中で、次代を担う若者が豊かな「知・徳・体」の力を育むには、学校だけでなく社会全体で、「若者のやる気を引き出し、認め合い支え合い、ねばり強くチャレンジすることを応援する」支持的風土づくりを進めていく必要があるのではないでしょうか。






