滋賀県議会議員 木沢 成人
「カラット」という言葉を聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか?あるいは言葉の意味をすぐに理解できますでしょうか?
耳からの音の場合、同じ「カラット」という言葉でも前にアクセントがあるのか、後ろにあるのかで随分意味が異なってきます。
実はこの「カラット」という言葉、「女性の社会進出」を進める滋賀県が新たなキャッチフレーズとして使用している言葉でもあるのです。その由来は宝石の重さの単位である「カラット」。こう言えば「ああ、そのカラットね、聞いたことある」とうなずく方も多いでしょう。
県の説明によると、「働く女性は滋賀のチカラ」、宝石の様に女性も滋賀も光り輝きましょう!との意味が込められている様です。
過日の議会質問の中で私は「宝石の様に輝く、の宝石とは、具体的にどのような宝石ですか?」と知事に問いました。これに対し知事は「個人の好み等は分かれるでしょうが、私にとっては誕生月のエメラルドの輝きです」との回答を得ました。
エメラルドも、一般の方が宝石でイメージしやすいダイヤモンドと並んで「高価」な宝石であることは間違いがありません。
ところで、そもそも宝石は、その石自体が発光するものでなく「光輝く」為には、文字通り「光」を当てる必要があります。女性が社会進出をし、働く事は大いに結構な事でありますが、この世の中には働きたくても働けない人もいる、また働いていても全ての人が高給取りであるわけでもありません。エメラルドやダイヤモンドが欲しくても買えない方もたくさんいます。でも、皆さん一生懸命、社会の中で生きているのです。例え光が当たっていないとしても。
煌(きら)びやかな宝石の様に、光輝くのが「女性のあるべき姿」などという価値観ではなく、男女問わず、全ての人が、それぞれの役割や立場に応じて、日々を慎ましく、満足いくように生き、その事によって、己が内面から出る、それぞれの光(心)の輝きをお互いが尊重し合う、そんな湖国にしたいものです。






