イスラムの食事学ぶ
◇全県
びわこビジターズビューローはこのほど、経済成長が今後見込まれる東南アジア諸国からの観光客の受け入れに備えて、同地域に多いイスラム信者(ムスリム)の宗教上の習慣にあわせた「おもてなし」を学んでもらうセミナーを開き、県内の観光業関係の二十五団体三十九人が参加した。
昨年、東南アジア(アセアン六か国)から日本へ訪れた観光客は百十四万人で、前年比で四八%も増加した。これは、著しい経済成長にあわせて格安航空会社の就航拡大、ビザの大幅な緩和によるものとみられる。
一方、県内に宿泊した同地域の観光客が外国人全体に占める割合は、インセンティブツアーの活発な台湾(三五%)などと比べて、タイ(三%)、マレーシア(一・三%)はまだ低い割合だが、びわこビジターズビューローは「東南アジア諸国は親日的で、今後は二億四千万人もの人口を抱えるインドネシアからの観光客も見込まれる」と、目が離せない。
セミナーでは、イスラム教徒の食事で禁じられている豚肉、豚油を含んだショートニング、ポークエキスを除いたメニューを試食した。
また、さらに厳格な信者であれば、豚肉を調理する厨房とは別の厨房が必要なことや、認証の取得を紹介した。
参加者から「どこまで対応すればいいのか難しい」との質問に対して、講師の神田瑞穂氏(日本アセアンセンター)は「まずできることから始めること。観光客とのコミュニケーションをしっかりとって、いろんな情報を提供し、安心してもらうことが大事」とアドバイスしていた。






