カモ科が一昨年から減少傾向 依然一番多い種はオオバン
◇全県
県は、毎年一月上旬に県下全域でガンカモ類などの生息調査を実施しているが、今年は四十一種(同四十二種)、十六万一千三百八十一羽(前年同期比三・五%減)の水鳥が観察された。
県では一月十一日から十三日を中心とした期間で、琵琶湖岸全域と周囲の内湖、河川、ため池など合計百五十二か所で、県内で見られる水鳥(アビ科、カイツブリ科、ウ科、カモ科、クイナ科、カモメ科)をカウントした。調査は、日本野鳥の会滋賀を中心に、県野鳥の会、湖北野鳥の会などの県内野鳥保護観察団体の協力のもと、延べ三百九人の体制で実施。
それによると観察された主な水鳥の内訳は、ハクチョウ類は三百三十三羽(前年同期比四三・五%減)、ガン類は三百羽(同三二・七%増)で、これらを含むカモ科の合計は九万九千三百五十三羽(同一・七%減)で、一昨年から減少傾向が続いており、平成十六年度からの十年間の調査で二番目の少なさとなった。また、カイツブリ科の合計は七千百九十七羽(同三・九%減)。
観察数の多かったのは、オオバン五万千二百十羽(同六・九%減)、キンクロハジロ一万八千六百羽(同七%増)、ヒドリガモ一万三千七百三十四羽(同二七・五%減)と続いている。
個別の種では、近年減少が目立っていたカモ科のホシハジロ一万二千六百十六羽(同二・六倍)とキンクロハジロ一万八千六百羽(同七%増)が、今年は増加に転じた。
一方、前述のヒドリガモとミコアイサ九百四十一羽(同六三・七%減)は大きな群れが少なく、昨年に比べ減少。またカイツブリ科では、ハジロカイツブリが三千六百九十羽(同一八・八%増)と昨年同様に増加した。
なお、ハクチョウ類については今年は減少傾向、ガン類は例年並みとなっている。(石川政実)










