注目される2月9日の歩む会懇親会
◇全県
この夏に予定されている県知事選について、嘉田由紀子知事は三選出馬するかどうか言及を避けている。しかし自民党県連が財務省出身の若手官僚を中心に対抗馬擁立に動く中、嘉田氏を応援する「かだ由紀子と歩む会」(小坂育子会長)は二月九日、大津市で懇談会を開くが、同日は東京都知事選の投票日だけに「出口調査次第で出処進退を明らかにするのでは」の見方も出始めている。 【石川政実】
●まだまだ道半ば
歩む会はこのほど、会員に一月の会報(写真)を郵送した。会報の中で嘉田氏は「知事の重責をおまかせいただき、すでに七年半がたちました。振り返るとあまりに短く、まだまだ道半ばの感じもしております」と心情を語っている。
これを受け、小坂会長も年頭のあいさつとして「収穫まであと少し、もう少し、みんなで力を合わせることができたらと思います」と呼びかけ、三選への思いをにじませた。
さらに歩む会では二月九日に大津市のピアザ淡海で新春懇親会を開くが、この日は東京都知事選の投開票日。元厚生労働相の舛添要一氏に、元首相の細川護熙氏らが敗れれば、安倍政権は原発再稼働ばかりか、新設にまで突き進むのは必至だ。
●FBで火花
嘉田氏の二回の知事選を手伝ってきた選挙プランナーの松田馨氏がフェイスブックに都知事選に出馬のネット関連会社役員、家入一真氏のキャンペーンマネージャーに就任したことをアップすると、嘉田氏から「今たたかうべきは、原発推進の舛添、安倍体制では??」と細川氏を応援しないことに疑問を投げかけるような書き込みがなされた。
「卒原発」を掲げて一昨年十一月に日本未来の党を結成し、同年十二月の衆院選で惨敗した嘉田氏だけに、細川氏の選挙結果は気になるところだ。
しかし県庁幹部は「都知事選の結果うんぬんは関係ない。来年度予算案を見る限り、本格予算になっており、三選出馬の意欲がむき出し。やる気満々ですよ」と苦笑する。
●商工会の川瀬氏焦点
三選出馬が確実視される中、不安材料も残されている。それは運動員の確保問題である。
平成十八年の知事選から嘉田氏を支えてきた寺川庄蔵・元対話の会代表、三和郁子・元野洲市議、上野雅代・湖南市議、前田清子・元東近江市議などの面々が相次いで離れていった。
嘉田陣営は、対話の会、歩む会、未来政治塾生が頼りだが、今回は激戦が予想されるだけに、いかに知名度の高い嘉田氏と言えども、こころもとない。その意味でも、県商工会連合会長の川瀬重雄氏や民主党県連代表の三日月大造衆院議員、松田氏などの支援は欠かせないところだ。
なかでも四年前、嘉田知事の新後援団体「滋賀の未来をひらく会」の副会長を務めた川瀬氏は、県商工会連合会(商工政治連盟)をフル稼働させ、嘉田氏の茶話会を手助けしただけに、同氏が嘉田氏の応援にどこまで動くかが焦点となっている。







