日野町長 藤澤 直広
木々が色づき晩秋を実感する季節。今年も日野町に修学旅行などで都会の子どもたち3千人が来てくれました。先週やってきた大阪の小学生、柿の木に登って実をもぎとり「おじさん、どうしたらいい?」「皮を手で拭いてかぶりつきな」「わぁおいしい」。かつて当たり前であった体験も子どもたちには新鮮。豊かな自然と人情味に触れた2泊3日の修学旅行、子どもたちはバスの窓から思いっきり手をふって別れを惜しんでくれました。子どもたちに田舎暮らしの体験をさせようと総務省、農林水産省、文部科学省が推進している「子ども農山漁村交流プロジェクト」、これを法制化しようとする「永田町」の国会議員の皆さんの「勉強会」で田舎体験の教育効果、「田舎にはある助け合って生きる社会」に子どもたちが触れることの大切さを話しました。
助け合って農作業を行うことも大切です。先日、集落の営農組合で「トラクターの運転講習会」が行われ、20代から60代の10数人が参加。高齢の耕作者のリタイアで地主にがかえってきたため「新規就農者」になった人たちです。今「減反」の「見直し」の動きがあります。市場競争至上主義ではなく日本の特性を活かした農政が必要ですがこれを突き崩すTPP交渉が強引に進められています。しかも交渉内容は秘密にされています。情報を公開し国民的議論をすることこそ必要です。
秘密といえば、「秘密保護法案」が国会で審議されています。何が秘密なのかも明らかにされず、重罰が科せられることに批判の声が高まっています。一方、アメリカが各国の情報を盗聴していることが明らかになりました。本来、政府の行為は原則公開され、個人のプライバシーは守られることが民主主義社会の原則です。政府が情報を収集し、公開せず、知ろうとすれば罰せられる社会は異常です。かつての「軍国主義国家」に逆戻りさせてはなりません。日本国憲法のめざす自由と平和を愛する文化国家をつくるために力を合わせましょう。






