成人病センター
◇守山
県立成人病センター(守山市)はこのほど、最新鋭三二〇列CTを使った冠動脈CT検査を開始した。
同最新鋭CTによって、心臓全体をカバーできる百六十ミリ幅を一回転〇・二七五秒(従来の三二〇列CTでは〇・三五秒)で高速撮影が可能となった。
これにより、長期的にCT検査を繰り返し、動脈硬化の発生・進行を評価する必要がある狭心症・心筋梗塞(しんきんこうそく)など冠動脈疾患の患者や糖尿病・脂質異常症の患者の検査による被ばく線量を大幅に低減することができ、定期的な冠動脈検査の安全性が高まるという。
導入した機器の特徴は(1)一心拍のみで、患者を移動することなく撮影できるため、CT画像のぶれが生じにくい(2)不整脈出現時にも正確な冠動脈評価ができ、高度石灰化・ステント内腔の評価も改善(3)従来の三二〇列CTと比較し、高い心拍数に対しても短時間で高精細な画像が撮影可能(4)撮影時に呼吸停止が五秒以内でよく、不整脈への対応や心肺機能低下例でも検査可能(5)X線の被ばく線量が従来の三二〇列CTの約三分の一、従来の六四列CTと比較すると約十分の一(米国NIH報告)と大幅に減少し、国際的にみて最も被ばく線量の少ない冠動脈CT検査が可能(6)造影剤投与量が約二〇%減少し、約四十ミリリットル程度で検査可能となり、腎機能への負担が軽減―など。
同センターでは「月~金曜日の平日、毎日五人程度の患者さんの撮影が可能です。通常の事前予約枠に加えて、外部医療機関からの直接予約枠および当日検査枠を設けます」と話している。






