滋賀県議会議員 井阪 尚司
小泉純一郎元総理の脱原発への発言が反響を呼んでいます。滋賀県内では、高島市鴨川堤に投棄された放射能汚染チップが問題になっています。福島原発事故から2年半以上も経過しているにもかかわらず放射能汚染が完全ブロックされていないことや各原発の使用済み核燃料の処理方法が見つからない状況など、解決の糸口が見えません。
滋賀県は、原子力防災対策として、放射能観測のためのモニタリングポストの設置を積極的に進め、県民の安心・安全のために監視を強めてきました。しかし、今回の汚染チップが密かに県内に投棄されていた想定外の出来事に、地元の不安は増すばかりです。いつまでも放置しないで、早急な対策が求められます。また、県内の他地域の不法投棄に対する住民による監視が必要です。さらに、持って行き場のない放射能汚染物質について、除染に関する研究が公費で進められ、実用化されることが重要です。
このことに関して、今、日本放射能除染学会で注目されているのが、「放射能減衰に関する技術の研究」を行っている福谷さん。氏が研究開発した「のぞみ」液を、汚染土壌等に数回散布し、日光を当てることで放射能が2/3に減衰したとの結果がでており、今後、改良が進んで減衰効果がさらに増せば、苦しんでいる多くの方々を救うことができます。本プロジェクトは、福島現地で調査を行っている事業所や日本大学(福島)の先生や理論解明を担当する大阪大学の先生など、多くの研究者が関わっており、私も参画しています。このプロジェクト研究は、有志が手弁当で行っており、国等からの支援はありません。
国は、巨額を投じて除染活動を行っていますが、野山の植物等に付着した放射性物質の除去の目処は立っていません。今回の高島鴨川堤の不法投棄を機会に、除染方法等に関する研究と実用化への積極的な対策を、国や県に働きかけていきたいと考えています。






