滋賀県議会議員 山田 実
「地球温暖化」と「気候変動」の進行を実感させられるような厳しい夏でしたがやっと朝夕に涼風が感じられるようになってきました。
今回は、夏の風物詩である盆踊りについて書いてみたいと思います。
滋賀県で盆踊りといえば「江州音頭」です。
江州音頭は江戸時代末期に桜川大龍(西沢寅吉)と真鍮家好文(奥村久左衛門)が作り上げたとされ、近江商人が商売で訪れた土地の人々に余暇として江州音頭を伝えたことなどもあって、夏になると近年まで全国各地で江州音頭が催されていました。
しかし、最近では昔に比べ江州音頭を踊る人が少なくなってきているようにも感じます。
昨年、徳島県の「阿波おどり会館」に立ち寄りました。阿波踊りは全国から130万人が集まってくる日本三大盆踊りのひとつといわれています。「同じ阿呆なら踊らにゃ損々」といわれますが、阿波踊りは見るだけでも楽しい盆踊りです。昔の阿波踊りに比べ今の阿波踊りはテンポも速く踊り方もダイナミックです。これは1970年の大阪万博を契機に、「見せる阿波踊り」を意識して衣装や傘のかぶり方なども派手にして今のような形になったということです。
阿波踊りに比べると地味な感じの江州音頭ですが、東近江の「びわこジャズフェスティバル」では江州音頭とJAZZのコラボ、蒲生地区ではよさこいソーランのような振り付けの「あかね江州」が行われるなど、江州音頭の新しい形も生まれています。
そうしたなかで江州音頭を広げるために活動の拠点施設の大事さを感じます。たとえば「草の根ハウス」は地域自治の拠点になっています。ふるさと1億円事業を利用して生まれた「大凧会館」は伝統的な東近江大凧を全国全世界に発信する拠点になっています。私も関わっている菜の花プロジェクトでは「あいとう菜の花館」をつくることで活動が大きく広がりました。
金をかけず空き家などを活用して、踊りや音頭を教えてもらったり、新しい振り付けや音頭を披露しあったり、JAZZをはじめとする他の音楽や芸能との交流を行う拠点施設として「江州音頭会館」があればと思います。






