すべてを血肉にして高みへ
◇彦根
bjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)西地区四位につける滋賀レイクスターズは二十三、二十四日、彦根市民体育センターで同地区五位の浜松・東三河フェニックスと対戦した。二連勝すればプレーオフ(優勝決定トーナメント)進出が確定する一戦だったが一勝一敗(23日=80対72、24日=62対64)に終わり、ブースター(ファンの呼称)が待ち望む吉報は、今週末のアウェイゲームに持ち越されることとなった。
キャプテン・小川伸也選手とレイ・ニクソン選手がけがで戦線離脱、シェルトン・コルウェル選手とウェイン・アーノルド選手もけが明けで十分な練習ができていない満身創痍のチーム状態で迎えた彦根でのホームゲーム。
二十三日は、MVPを獲得したディオニシオ・ゴメス選手が「チームバスケットをやった結果。真のMVPは滋賀レイクスターズだ」と語ったように、粘りのチームディフェンスからチャンスをつかむレイクスバスケを展開。第二クオーターに、厚みの増したインサイドとアウトサイド攻撃を巧みに使い分け、相手を翻弄。前半に十六点差をつけて、勝利を決定づけた。
特に、自らの靴に“OGA5”(小川選手の名前と背番号)と記しているベテランの藤原隆充選手が気を吐き、十四得点・四アシスト・四スティールと大車輪の活躍を見せた。小川選手の穴を埋めるべく、若手ながら司令塔として奮闘する横江豊選手の進化も勝利の一因。「試合の流れや各選手の調子などを見通し(司令塔として)どのプレーを選択すべきか、とっさの判断がすごく難しい」と課題を直視しつつも、「伸也さんの真似をするのではなく、自分の良さを出していかないといけないと思う」と語れる強さを身につけた横江選手。アラン・ウェストオーバーヘッドコーチも「チームをコントロールし、勝利に導くことが彼の仕事。経験を積み自信をつければ、もっとよくなる」と大きな期待を寄せる。
翌二十四日は、第四クオーター残り一分を切ったところで同点に追いつかれ、さらに残り三秒の場面で藤原選手が仲摩純平選手に通そうとしたパスを相手選手がカットして決めたシュートがブザービーター(試合終了と同時に放たれたシュートが入ること)となり、敗戦を喫した。
しかし、プレーオフのホーム開催権(西地区四位以内)を獲得し、チャンピオンへの道を歩むためには、今季残り十試合(ホーム六試合、アウェイ四試合)が真の正念場となる。敗戦をも血肉とし、前へ前へと突き進む選手たちから目が離せない。
次回のホームゲームは、四月六、七日に行われる草津市立総合体育館での仙台89ERS戦。試合開始は、六日が午後六時から、七日が午後二時から。








