12、13日 宿敵・沖縄と対決
◇全県
「昨シーズンと同じスタートラインにやっと立てた。ここから本当の戦いが始まる」と、冷静な言葉の中にも闘志みなぎる小川伸也キャプテン。bjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)の滋賀レイクスターズが、プレーオフ初戦を勝ち上がり、十二、十三日に沖縄県宜野湾市で西地区一位の琉球ゴールデンキングスとのセミファイナル(地区準決勝)に挑む。優勝への道を切り開く大一番、満身創痍(そうい)の選手たちが一丸となって難敵に立ち向かう。
昨季に続き、ホーム会場の滋賀県立体育館でプレーオフ初戦を迎え、西地区五位のライジング福岡と対戦した滋賀。第一戦(五日)は、相手の前からの激しいディフェンスに苦しめられたものの、アウトサイドとインサイドの攻撃がうまくかみ合い、九十六対八十六で勝利した。
主力外国人選手二人をけがで欠き、前日の試合で左肩を負傷した小川選手など不安を抱えながらの第二戦(六日)は、要所でのリバウンド支配とチームディフェンスで流れをつかみ、フルタイム出場のジュリアス・アシュビー選手やジョシュ・ペッパーズ選手の安定した攻撃力が光った。
観戦に訪れたbjリーグ・河内敏光コミッショナーの「会場の雰囲気やブースターの声援が、選手たちのいいプレーを引き出してくれる」との指摘通り、残り一分まで一進一退の攻防が続く中、最後はブースター(ファンの呼称)約二千人の祈りの大声援が勝利を引き寄せ、六十九対六十二で接戦を制した。
ペッパーズ副キャプテンは「タフな状況だったが、互いを信じプレーできた。それで勝てたということは、自分たち次第ですべて可能になることを証明できたと思う」と自信を確信へと変えた。
チームで戦う自分たちのバスケ遂行に徹してきた今季。「このメンバーと一日でも長くプレーしたい」と願う小川キャプテンの言葉から、選手間の絆の深さと今季の充実感が読み取れ、ブースターの期待も自然と高まる。
残すは、王者の称号を手に入れるのみ。「とにかく優勝したい」と語る藤原隆充副キャプテン。プレーオフの勝利を決定付けるものとして、小川キャプテンが挙げたのは、執念のプレーを生み出す“勝ちたい気持ち”。
昨季のプレーオフ地区準決勝で沖縄に破れた教訓をもとに、初戦での勝利に浮き足立たず、最終ゴールの優勝だけを見つめて「集中している」という滋賀の選手たち。雪辱を果たし、さらなる進化を遂げる試合は、両日とも午後一時から始まる。










