県内に広く分布
◇湖南・草津
県立琵琶湖博物館(草津市)はこのほど、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種のイチョウウキゴケが県内に広く分布していることを確認したと発表した。
同博物館では、一般県民を対象にフィールドレポーターを組織し、県内の自然や生き物などについて調査している。この一環として昨年五~九月に調査した「イチョウウキゴケを探そう」の結果がまとまったもの。
ちなみにチョウウキゴケは、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種にランクされているコケ植物。今回、フィールドレポーターが県内におけるイチョウウキゴケの分布と生息環境について調べ、アンケート方式による調査を行った。また、併せて調査地で見られる他の水草についても記録し、生息を調べた。
それによると(1)イチョウウキゴケ調査地点の半分以上で見られる滋賀県で広く分布していることがわかった。しかし、地域底には偏りがあり、湖西ではどこでもみられる対し、琵琶湖の東部は南になるほど少なくなった。また、主な生息環境は水田であることがわかった(2)水田に生育するシジクモ類は調査地点の半数で確認され、長浜市から野洲市にかけて広く分布し、水田での出現期間は六月初旬~七月初旬の一か月であった(3)外来のアゾラ(アカウキクサ類)が、琵琶湖や池などの水域や水田で確認された―などがわかった。
今回の調査結果は、琵琶湖博物館の常設展示室(C展示室)において展示されるほか、当館ホームページ(http://www.lbm.go.jp/fieldrep/index.html)でも見られる。








