琵琶湖ホテルで世界湖沼フォーラム
◇大津
名古屋で開催の「生物多様性条約第十回締約国会議(COP10)」に合わせたパートナーシップ事業として(財)国際湖沼環境委員会は、十七日午後一時半から琵琶湖ホテルで「世界湖沼フォーラム」を開催する。参加無料。
同委員会では、世界の湖沼の持続的な管理を推進するために、世界の各地の湖沼流域において、統合的湖沼流域管理による取り組みを推進しているが、湖沼の生物多様性の観点からも生息環境の保全を図ることは、湖沼の持続的な管理と保全において非常に重要となっていることから、COP10の集まりを好機とらえ同フォーラムを開催する。
第一部では、ジョン・ギッチュキ氏(ケニア海洋水産研究所キスムリサーチセンター長)、藤岡康弘氏(滋賀県水産試験場長)、ピーター・レンゲル氏(UNESCO Pro Natura研究員・ルーマニア)、呉地正行氏(日本雁を保護する会会長)の四氏が発表し、第二部のパネルディスカッションに移る。
発表では、まず、アフリカと日本を代表する湖であるビクトリア湖と琵琶湖の淡水魚に焦点をあて、それぞれの湖における魚類や漁業の現状と湖沼環境の抱える課題について国内外の研究者が講演する。
次に、湿地と人間活動の関係の視点から東ヨーロッパの環境保全活動の発表と、国境を越え飛来する水鳥の種類や飛来時期、飛来場所の変遷から、生息環境や湖沼環境の変化、さらに地球温暖化との関係などについて解説する。
続いてのパネルディスカッションでは、多様な生命体の生息域である湖沼環境の保全について、地球温暖化の影響のように魚と水鳥など生物に共通する課題や、これから私たちがどのように生物多様性をとらえ、行動すべきかなどについて議論を深める。





