7月31日、8月1日の午後6時から
◇大津
広島・長崎に原子爆弾が投下され六十五年を迎える今夏、原爆で傷つきながらも廃棄を免れた貴重な「被爆ピアノ」が、比叡山延暦寺大講堂から今月三十一日、八月一日の二日間にわたり、平和の調べを奏でる。
このコンサートは、国連平和デー被爆ピアノ平和コンサート実行委員会(梶田誠委員長)が、九月十七日の「国連平和デー会議コンサート」(ニューヨーク)に向けて、全国各地で実施しているチャリティーコンサートの一環。
コンサートで使用される被爆ピアノは、全国で現存する九台のうち、仙台市在住の松葉曄子さん(84)所有の東京銀座の小野楽器HORUGELピアノ=写真=。松葉さん八歳の頃に購入され、嫁入り道具として常に家族とともにあったが、医師である夫・卓郎氏の転勤のため広島市翠町の同氏実家に運ばれた。
原爆が投下された昭和二十年八月六日、曄子さん親子は爆心地から少し離れた西区草津に疎開していたので無事だったが、ピアノは爆風で吹き飛ばされ、背面には無数のガラスが突き刺ささり、窓に面した部分は放射線に直接さらされて変色するなど無惨な姿になった。
その後、背面の傷跡はそのまま残して修復され、演奏可能になった。
コンサートのチケットは大人千五百円、子ども(小中生)五百円。開演の午後六時に先立ち、同五時四十分から延暦寺による戦争犠牲者への回向法要が執り行われる。
問い合わせは実行委員会の梶田誠代表(080-5637-6405)へ。






