3月20日、大津市伝統芸能会館
◇大津
特別企画「笑いの競演―狂言と落語の会」が三月二十日午後一時から、大津市伝統芸能会館(大津市園城寺町)で開かれる。ともにジャンルを越えて多方面で活躍中の、小笠原匡(和泉流狂言方)と桂春蝶(落語家)が出演し、笑いの世界へ誘う。
内容は対談「笑う門には福来る」で、両芸能の「笑い」の違いや共通点、特徴などを舞台でのエピソードを交えて楽しく紹介する。
落語は滋賀県にちなんだ「山内一豊と千代」を、襲名したばかりの二代目・桂春蝶が語る。これは、司馬遼太郎著「功名が辻」で有名となった戦国武将・山内一豊とその妻、千代の物語。内助の功で一豊を陰で支え続けた千代の愛情が随所に散りばめらている。元は上方講談である話を春蝶自身が落語風にアレンジした。
続く狂言は「棒縛」で、小笠原匡、桂春蝶の両名が出演する。ストーリーは、主人はいつも自分が外出した後に、二人の召使い、太郎冠者・次郎冠者が盗み酒をすることに気づく。そこで主人は一計を案じ、太郎冠者が棒術を使うのを幸いに、うまくだまして棒縛りにしてしまい、次郎冠者をも油断させて後ろ手に縛り、これで安心と出ていく。
残された二人は、縛られても酒が飲みたくなり、あれこれと苦心しながら、不自由な格好のまま大盃に酒を飲み、酒盛りをしている内に、主人が帰ってきてしまう。酒を題材に、日本古来の武術・棒術を配し、主従の対立を明るく描いている。不自由な姿で謡い舞うところが一つの趣向で、歌舞伎舞踊にも移されて、人気曲になっている。
入場料は千八百円。チケット販売所は、大津市伝統芸能会館、大津市民会館、大津駅・石山駅・堅田駅前各観光案内所。問い合わせは大津市伝統芸能会館(TEL077―527―5236)まで。







