日野町の「空き家情報登録制度」
◇東近江・日野町
「大切にする人を結び合う制度にしたい」。日野町は、今年五月一日から“日野町空き家情報登録制度”の運用を始め、所有・管理者また利用希望者に向けてさらなる制度活用を呼び掛けている。
この制度は、空き家を大切な地域資源ととらえ、有効活用と定住促進による地域活性化を目的に創設されたもの。具体的な交渉や売買契約には関与しないが、行政が情報提供を通して売りたい・貸したい人と買いたい・借りたい人との橋渡しを担う。
同町役場企画振興課が把握している空き家軒数(十二月現在)は三百三十三軒で、市街地が百二十二軒(全体構成比三六・六%)、市街地外が二百十一軒(同六三・四%)。そのうち同制度の登録物件は八軒(市街地一軒、市街地外七軒)に留まっており、大規模改修が必要や条件付き(短期間の入居など)物件も多い。
今までに三軒の契約が成立したが、利用希望者からは生活に便利な市街地もしくは周辺の要望が高く、多様なニーズにこたえられるだけの物件情報の収集が登録者を増やすキーポイントとなる。
登録物件の中には、人の暮らしや時の流れとともに味わいを増してきた趣のある古民家も存在する。「次世代に何を残し、伝えていくべきかという視点に立ち、古いものの良さを知り、現代の生活に生かす工夫が増えていけば、まちは変わるのではないか」と考え、同課はほんものの価値が分かる利用者の登録も増やしたいという。
使い捨ての時代から今ある資源を繰り返し生かす時代へ。同課は、空き家所有・管理者また利用希望者の登録を、広く呼び掛けている。詳しくは、同課(0748―52―6552)へ。







