あす 愛荘町島川区民文化祭で展示
◇湖東・愛荘/秦荘
東近江市の翦風号を甦らせる会(中島伸男会長、二十五人)は、八日に荻田常三郎のゆかりの地で催される愛荘町島川区民文化祭に合わせ、旧八日市市制五十周年を機に製作した「翦風号」の復元模型機(実物大)を島川集会所駐車場に展示する。
先人の偉業をたたえようと結成された甦らせる会は、会員がボランティアで製作に取り組み、翦風号(プロペラと骨格は木造、翼や胴体は布張り、全長六・六メートル、全幅九・三メートル)の実物大模型機を平成十六年に完成させた。
大正三年十月二十二日、民間飛行家の荻田常三郎(旧秦荘町島川出身)がフランスから持ち帰った翦風号に乗って、沖野ヶ原を飛び立って九十五年になる。ライト兄弟の初飛行から十一年後のことで、八日市町の人口の十倍にも当たる約五万人が見物に訪れたという。
十二分四十五秒の飛行に成功した荻田は、かねてからの夢であった民間飛行学校の設立やアジアで最初の飛行機製造という構想を発表し、翌年には沖野ヶ原に国内初の民間飛行場が建設された。
しかし、翦風号の墜落・焼失を受け、資産家だった油九こと熊木九兵衛が私財を投げ打ち造った第二翦風号も墜落(同六年)し機体も失われた。町を挙げての事業は行き詰まり、八日市民間飛行場の大きな夢も消え去って、陸軍八日市飛行場ヘの道を歩むことになる。
このように、飛行場と共に歩んできた八日市の歴史を風化させることなく市民に語り継いでもらおうと、翦風号を甦らせる会は、機会を見付けて展示活動を続けている。
これまで、当時の翦風号が飛び立ったとされる八日市南高校や聖徳中学校、八日市文化芸術会館、大凧まつり会場、八日市駅前アピア、野々宮神社など、日本における民間飛行場発祥の地で毎年、初飛行の十月二十二日を境に展示し七回目となる。
島川区民文化祭
第十四回島川区民文化祭は、八日午前十時から集会所を中心に催され、各種団体やサークルの発表ほか、子供ポスターと生き物調査の展示などが行われる。
一方、島川神社境内では、踊りやカラオケ、寸劇、人生応援太鼓などが披露され、最後のお楽しみ抽選会で締めくくる。模擬店(うどん、おにぎり、いか焼き、クレープ、焼き芋、綿菓子など)や子供の遊びコーナーも。







