きょう開幕 市民や若者の手づくりで
◇東近江・近江八幡市
近江商人の伝統の残るまちに、キリスト教の「隣人愛」の精神で人々の中に溶け込み、多方面で功績を残し、日本全国に足跡を残したウィリアム・メレル・ヴォーリズ(一八八〇―一九六四)氏の魅力を紹介する「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展in近江八幡」が、三日から市内に散らばるヴォーリズ建築などゆかりの施設などを会場に始まる。十一月三日まで。
ヴォーリズ氏が愛した近江八幡のまちを楽しみながら「素顔のヴォーリズさん」に触れてもらおうと、昨年十月に実行委員会を設立し、市民ボランティアや学生など市民手づくりで準備を進めてきた。
各会場では、「隣人愛」「教育者」「事業者」「芸術家」「近江商人」「建築家」「医療」「伝道者」「素顔」「軽井沢」などをテーマに、展示でヴォーリズ氏を紹介する。前田邸は、今回初公開。分散展示となるため、全二十会場を効率良く巡るモデルコースも設定している。
コース途中にはちょっとひと息の「カフェDig’s」がある。ここは、県立大学の柴田いづみ教授のゼミの学生ら県内外から集まった大工仕事は全く素人の学生ボランティア十五人で、雨漏りがして朽ち果てかけていた町屋を改修、水周りなども整備してよみがえらせた。
また、地域資産を次の時代にと、小中学生によるキッズ学芸員も結成し、学生ボランティアと共に取り組んだヴォーリズ建築のスケッチや模型の展示、発表もある。
全館共通の入場券は一般千円、大学生八百円、高校生以下無料。白雲館(近江八幡市為心町元)か全国のチケット・ぴあ、ファミリーマート、サークルK・サンクスで発売中。
十月十一・十二日には第三回全国大会「ヴォーリズ建築文化全国ネットワークin近江八幡」も開催される。
問い合わせは、実行委員会事務局0748―36―6888へ。







