8月の県内倒産動向=
◇全県
東京商工リサーチ滋賀支店はこのほど、八月の県内における負債額一千万円以上の倒産状況を発表した。それによれば件数は二十七件、負債総額は十九億二千八百万円となった。
倒産件数は、前年同月比十一件増(六八・七五%増)、前月比一件増(前月三・八四%増)だが、前月の二十六件を上回り、今年六月度の二十九件に次いで過去二番目となった。単月の倒産が十件以上となるのは平成十九年四月度より二十九か月となり、過去最悪を連続更新した。
また単月件数二十件以上が三か月連続したのは集計以来初である。この結果、今年一月度~八月度までの累計件数は百五十九件に達しており、過去最悪であった昨年平成二十年一月~十二月度の一年間の累計件数百八十件を上回って過去最悪を更新するのは必至な状況。
負債総額は、前年同月比九億二千四百万円増(九二・〇三%増)、前月比十二億八千三百万円減(三九・九六%減)となった。前年同月比増となったのは件数の増加によるところが要因で、前月比減となったのは、前月は負債額五億円以上の倒産が二件発生したものの、八月度は負債額五億円以上の倒産発生がなかったことが要因である。
今年一月~八月度まで八か月間の累計負債総額は二百七十三億八千三百万円となり、昨年同期間の二百八十二億八千七百万円に次いで過去四番目の水準。
東京商工リサーチ滋賀支店では「昨年十月にスタートした緊急保証制度効果で、倒産件数は減少傾向をたどるかに見えたが、今年六月度に過去最悪の件数を更新、七月度、八月度と集計以来初めて三か月連続して二十件以上の倒産が発生と、一転して多発化する傾向にある。消費、需要の低迷と相まって小規模零細企業を中心に倒産発生は引き続き高水準で推移していく」と予想している。






