新学期スタートで感染拡大警戒
◇全県
新型インフルエンザの十月上旬の流行ピークが予測される中、県内で小中高の二学期がスタートした。県健康推進課は「十代の若者を中心に感染が広がった経緯があるだけに、学校が始まればさらに広がる危険性がある」と警戒するとともに、医療体制の整備、県民へ予防の呼び掛けを強める。【高山周治】
【感染状況】
県健康推進課によると県内における感染状況は、各都道府県で指定医療機関を設けて定点監視している。それによると、週間ごとの一医療機関における患者数は、八月十七日|二十三日現在で二・五四人で、全国で九番目。
県によると「感染が全国的に拡大している現在、爆発的に多い数字でない」といい、突出する沖縄県(四十六・三一人)を除けば、〇・八二人(北海道)|二・九四人(東京都)の範囲内となっている。
【方針変更】
対応方針については、「封じ込め」から「急激な感染拡大防止」へと変更している。
例えば学校の休業基準は、大津市在住の大学生一人の感染が確認された五月は、大津市だけでなく、草津、栗東、守山、野洲、湖南の五市内の学校、幼稚園、保育園、高齢者施設が一律閉鎖された。
今季は基準が改められ、大津市の場合、小中や幼稚園の一クラスの欠席者が一五%(季節性インフルは二十%)になれば、約四日間の学級閉鎖措置をとる方針だ。一方、老人や障害者の通所施設や保育園は「休所による社会的影響が大きい」として柔軟対応する。
また医療体制も、五月は、症状のある人は発熱相談センターの電話相談を経て、県指定の発熱外来へ行くことになっていた。これは七月から改められ、一般の病院で受診できることになった。ただし、必ず事前に病院へ電話し、マスク着用など指示に従わなければならない。
【家庭でできること】
「今後は家族で感染するリスクもある」(県健康推進課)ことから、家庭での予防は重要で、基本は手洗いとうがいの励行だ。
万が一、症状が出れば、せき・くしゃみによる飛沫(しぶき)による感染を防ぐため、マスク着用とティッシュなどで鼻・口をおおう「咳エチケット」を徹底する。
また、新型インフルにかかっても妊婦・幼児・基礎疾患(慢性呼吸器疾患、慢性心疾患など)をもつ人を除き多くの人は軽症ですむことから、入院せずに自宅療養となっている。タミフルを投与して発熱がおさまっても、七日間は菌が生きていることから、家庭内でも接触をひかえたり、ドアのぶのアルコール消毒など注意が必要だ。






