「タウンセンター交竜デザイン会議」発足
◇東近江・竜王町
住民生活のよりどころとなる中心核(タウンセンター)形成の具現化を足掛かりとして、町民主体のまちづくり活動などを検討する「竜王町タウンセンター交竜デザイン会議」の初会合が二十日、同町公民館で開かれた。
三十二自治区からなる竜王町は、中心市街地が発達しておらず、公的施設が各集落に点在する分散ネットワーク型の地域構造で、公共交通機関サービスの不備もあって相互利用まで至っていない。
同町が平成十七年に実施したまちづくり意識調査で、日用品を買いそろえられる商業施設の誘致や生涯学習拠点施設の整備、青少年育成・NPOといった地域活動の自立支援に対する町民ニーズが高いことが分かった。
生活の利便性向上と持続的な発展に不可欠な若者定住を促進するために、同町は、役場周辺一帯を含めた「竜王中央地区」整備に、国のまちづくり交付金事業を活用し、平成二十年度から五カ年計画で着手した。想定事業費は約十億円。
基本方針は「若者が魅力と誇りを感じ、地域の活力を高める交竜(交流)拠点の創出」。特に、行政サービス・生涯学習・子育て支援・健康増進・福祉・商業・住居機能のタウンセンターへの集約・強化に力を入れ、将来の広域合併も視野に町民のよりどころとなる空間づくりを目指す。商業施設に関しては、県内大手チェーンストアの進出計画が進んでいる。
二十日に発足した「竜王町タウンセンター交竜デザイン会議」は、健康福祉・教育文化・商業・女性グループ関係者ら委員十九人と、アドバイザーの京都橘大学・織田直文教授と滋賀文化短期大学・谷口浩志教授で構成し、住民が利用しやすいタウンセンターの空間整備や町民主体のまちづくり活動について話し合う。
午後七時半からの初会合で、青木進副町長は「フレキシブルな発想で、町のシンクタンクとして意見を出してほしい」とあいさつし、織田教授・谷口教授ともハードを最大限に生かすソフトの取り組みの重要性を説き、理念の共有化を促した。
自己紹介の中で、委員らは「若い人からまちのイメージを『夜も暗いし、町自体も暗い』と聞いた。何とか明るい竜王町にしていきたい」や「単なるへそではなく、顔として活性化するよう知恵を絞りたい」と語り、観光施設との連携を含めた検討など具体的な提案も行った。
今後、計五回の会議を開き、五、六月頃に中間まとめをし、町民に情報発信しながらタウンセンターの具体的な活用策を練り上げる。






