佐川美術館
◇湖南・守山市
江戸時代の明和四年(一七六七年)より続く有識御所人形司・伊東久重家の作品展「宮廷の雅―受け継がれし入神の技―十二世伊東久重 御所人形の世界」が二月三日から、佐川美術館(守山市)で開催される。期間は三月八日まで。
京都四条烏丸付近の薬種商だった伊東家は、亨保年間(一七一六―三六年)に人形づくりで秀でた当主・庄五郎が出て人形制作を家業とした。そして三代庄五郎の頃、評判となり、時の後桜町天皇より御所入りを許され、代々の名乗り「有識御所人形司 伊東久重」の下賜を受けた。
十二世伊東久重氏の清新で格調の高い御所人形は、稚児のあどけなさを残しつつも気品溢れる作風で、皇室をはじめ多くの人に愛されている。
また、人形制作時に使用する胡粉(貝殻を細かく粉状にした顔料)を高く盛り上げて彩色した桐箱や桐板の短冊なども展示し、見る人を雅の世界へ誘う。
入館は大人千円、高大生六百円、小中学生三百円。問い合わせは同館(077-585-7800)まで。






