17・18日 古谷さんの講演会
◇東近江・八日市
昨夏に発刊された本「生活環境主義でいこう!―琵琶湖に恋した知事」(語り=嘉田由紀子県知事、構成=古谷桂信)を縁に、環境啓発活動に取り組む東近江市立八日市図書館が企画した古谷桂信さん(ふるや・けいしん、39)の写真展「水とともに生きる」が、同館二階で開かれている。三十一日まで。
古谷さんは、中米グアテマラで取材・撮影を続けるフォトジャーナリスト、政府から弾圧を受けるマヤ先住民族の暮らしと闘いに迫り、民主的な多民族、多言語社会の実現に向けて写真誌「アサヒグラフ」「世界」などに作品を発表。国内では、水環境をテーマに琵琶湖博物館等の展示撮影を手掛け、嘉田知事との「生活環境主義でいこう!」のほか「トウモロコシの心―マヤの人々とともに」を出版した。
今回の展示は、水と人との関わりをテーマに「琵琶湖今昔写真」「マヤの聖なる湖」「川と生命を守る」の三部構成で紹介し、大戸川ダムをめぐる「淀川水系流域委員会」の活動写真も同時開催する。
「琵琶湖今昔写真」は、琵琶湖研究所の研究員だった嘉田知事が、琵琶湖博物館の設立準備に企画し、開館一周年記念で開催した「私とあなたの琵琶湖アルバム」の中から、再度、一周年展の鍵となった前野隆資さんの「過去」と古谷さんが担当した「現在」の比較写真を並べたもので、田舟で牛を運ぶ昭和二十年代の風景と、埋め立てられ、道路になった現在の様子などが写し出されている。
「マヤの聖なる湖」では、世界で最も美しいと評される中米グアテマラ南西部のアティトラン湖とマヤ先住民族の暮らしを紹介する。
同地域は、息を飲むほどに美しいまちだが、三十六年に及ぶ政府とゲリラによる内戦で死者・行方不明者二十万人という犠牲者を出した凄惨な歴史を持ち、一九九〇年の虐殺事件を機にマヤの市民政党を結成、軍に頼らない自警組織のリーダー、ディエゴ・エスキーナ市長を誕生させた。
古谷さんは、この自治を支援するレコム(日本ラテンアメリカ協力ネットワーク)の要請を受け、水質悪化の変化が見え始めた湖と人との関わりを記録する「今昔比較写真展」(二○○二年、サンディエゴ・アティトラン市)を開き、十日間で三万人が訪れる熱烈な歓迎を受けたとい、これらのパネルを同市に寄贈した。館内に展示される写真は、この時に撮ったもの。
同展に関連し、古谷さんの講演会が開かれる。十七日「琵琶湖今昔写真から世界へ」、十八日「川と生命を守る」。時間はいずれも午後二時~三時。各日定員五十人。申し込みは同図書館(TEL0748―24―1515)へ。







