第7巻「戦場」と第8巻「暮らし」
◇全県
県はこのほど、県民戦争体験談集シリーズ「記憶の湖」の第七巻「戦場と県民2」と第八巻「暮らしの中の戦争2」をそれぞれ千六百冊発行した
県は平成五年度から、県民を中心に戦争体験の聴き取り調査を行うとともに、県内に関わる戦争関連資料の収集に取り組んでいる。
これら県民の戦争体験談については、戦争を知らない世代に伝え、県民一人ひとりが戦争の悲惨さと平和の尊さを感じ、平和について考えてもらおうと、平成九年度より県民戦争体験談集シリーズ「記憶の湖」を発行している。
第七巻「戦場と県民」2はB5版で、三百三十八ページ。陸軍・海軍の将兵、もしくは軍属、日本赤十字社の救護看護婦などとして、戦場へ向かった県民の体験談を掲載している。
このうちミンダナオ島で捕虜として収容された兵士は、収容される前の作戦の途中、密林の川岸で親とはぐれて泣きじゃくる日本人の少女に出会ったが、食糧もない中、やむを得なく見捨てたことを日記で振り返っている。
また、第八巻「暮らしの中の戦争」2はB5版、二百三十四ページ。「銃後」といわれた地域社会を支えた人々、夫あるいは父親を戦場で亡くした人々、空襲で母親を亡くした少年、学校で軍需品の生産に励んだ女学生など、戦時下での暮らしを体験した人々の体験談を掲載している。
兵士として召集され、還らぬ人となったわが子の手紙を、物忘れが出ても何度も読み返し、声を上げて泣いていた母親の思い出などが掲載されている。
主な配布先は、県内の生涯学習・社会教育関連施設(図書館、公民館等)、各教育機関(小学校、中学校、高等学校、大学等)、県関係機関、各市町および各市町教育委員会など。
閲覧は、県庁新館ニ階の県民情報室、各地域振興局・振興局・県事務所の行政情報コーナー、県内の図書館・公民館など。
また、希望者には無料で配布する。先着順三百人。
郵送を希望する場合は、返信用の切手(一冊二百九十円、二冊三百四十円)と郵便番号、住所、氏名を明記した紙片(返信封筒添付用)を同封し、〒520―8577大津市京町四丁目一―一、滋賀県庁健康福祉政策課県民戦争体験談集係(TEL077―528―3514)まで。






