自然共生サイトの認定証授与
【東近江】 東近江市とIHI(旧・石川島播磨重工業)が協働で生物多様性の保全に取り組んできた愛知川流域の農業排水路「建部いきものの水路」が、環境大臣から「自然共生サイト」の認定を受け、11日、認定証授与式が市役所で行われた。
市内では、積水樹脂物流センター生物多様性保全エリア(稲垂町)に次いで2件目。全国では253カ所、県内では13カ所が認定されている。
民間や自治体、団体・個人の取り組みにより生物多様性の保全が図られている区域を国が認定するもので、OECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)として国際データベースに登録される。
認定された農業排水路は、建部北町、建部上中町、建部下野町に所在し、河辺いきものの森の西側に沿って愛知川に流れ込む水路(延長距離約1キロ、約6000平方メートル)。
この取り組みは2022年度からスタートし、ごみ清掃や生き物調査のほか、川底に堆積した土砂を一定除去して流れを改善する取り組みを行った。
この結果、水田域の魚類の生息・繁殖場所だけでなく、愛知川の瀬切れや洪水時の魚の避難場所としても機能し、確認されている魚類は16種、甲殻類3種、巻貝類1種、昆虫類6種となっている。
IHIの社会基盤事業領域副事業領域長の松野憲司さんは今回の認証を受けて、「既存事業だけでなく、社会課題に貢献するためにどうやって(地域の)役に立ち、ビジネスにしてゆくか考えるときに有用なフィールドと考えている」と抱負を語っていた。







