企画展 龍―いのりのかたち―12月1日まで
【日野】 近江日野商人ふるさと館「旧山中正吉邸」(日野町西大路)で、秋季企画展「龍―いのりのかたち―」が開かれている。12月1日まで。
古来より天を翔け雲を起こし、雨を呼ぶ霊力をもつと信じられた龍。角は鹿、頭は駱駝(らくだ)、目は鬼、うなじは蛇、腹はみずち、鱗は魚、手のひらは虎、爪は鷹――と、様々な生き物の集合体であるとされる龍は、神聖な力をもち、地位や力の象徴ともされてきた。
同展では、龍に込められた人々の「祈り」に注目し、龍の名を冠した竜王山で行われていた雨乞祈願、日野祭の曳山につけられている絢爛豪華な龍の装飾などを写真パネル32点で紹介。大窪杉野神町の日野商人の家に生まれ、江戸幕府8代将軍徳川吉宗にも絵を献上した高田敬輔(1674―1755)作の「龍虎図」(同館蔵)も展示している。
同館は「今年の干支は辰(龍)で、十二支の中で唯一架空の生き物。町内には、綿向山の北側にそびえる竜王山の龍神信仰、日野曳山を彩る華やかな龍の装飾、寺院を火災から守ると考えられた雲龍図など、多くの龍にまつわる文化財が残されている。想像上の生き物に込められた、人々の祈りのかたちに思いを馳せてほしい」と話している。
開館時間は午前9時~午後4時。入館料は大人300円、小中学生120円。月(11月4日は開館)、火、11月6日休館。問い合わせは同館(TEL0748―52―0008)へ。







