東近江江州音頭普及愛好会理事の丁野永正さん
【東近江】 東近江江州音頭普及愛好会理事の丁野永正さん(81)はこのほど、甲良町出身の戦国武将で、黒田官兵衛、加藤清正と並んで「築城の三名人」に称された藤堂高虎(1556~1630)を題材にした歴史小説と新作江州音頭を収録した「バサラの里甲良 藤堂高虎」を出版した。
高虎の生涯歌う江州音頭歌詞も
東近江市内の書店などで販売
丁野さんはこれまで、東近江市八日市発祥の江州音頭の普及を目指して、近江を代表する戦国武将である浅井長政と蒲生氏郷の活躍を描いた同様の書籍を出版しており、今回は三部作の最終版としている。
歴史小説は、高虎が近江の小領主(地侍または国人)の家に生まれ、浅井長政、織田信澄、豊臣秀長・秀保・秀吉、徳川家康に仕えて有力大名までに出世する一代記を、▽プロローグ「近江の戦国模様」、▽一「浅井(京極)氏の近江時代」、▽二「織田・豊臣の織豊時代」、▽三「幕藩体制の徳川時代」、▽エピローグ「高虎と戦国三大英雄」―でつづる。
また、新作の江州音頭「藤堂高虎一代記」は、音頭取りの三代目家元、真鍮家文好さんが作詞した。「生まれ故郷の甲良の里の ばさら大名で名の知れた 京極道誉と肩並べ まちの誇りの三大偉人」「築城センス抜群で お城普請の名手と言われ 鉄砲大砲防ぎ切る」「戦傷だらけのその体 玉傷槍傷いたるとこ 家康信頼厚かった 天海僧正お言葉に 寒風に向かい浜風に 松の大木そのままに 体を張って生きてきた」と、勇壮に歌い上げる。
丁野さんは、「高虎は、太平の世をつくるには戦上手だけではいけないと、城づくりの名人となった。そんな近江出身の武将に興味をもってほしい」と話している。
書籍は413ページで、税込み1500円。ショッピングプラザアピア3階の書店やヒトミワイナリー(東近江市山上町)、ギャラリー&カフェの「エコール」(同市八日市清水町)で販売している。
問い合わせはサンライズ出版(TEL0749―22―0627)。







