天神祭りの大茅の輪と神事に 近江八幡和船観光協同組合が奉納
【近江八幡】24、25日に行われる大阪天満宮の夏祭り「天神祭」を前に、同宮境内の大手門に飾り付けられる「大茅の輪」の材料として使われる西の湖の「龍神のよし」が13日、同宮へ奉納された。
京阪神の水瓶でもあるびわ湖の恵みに感謝し、豊かな自然環境保全の大切さを都市部の人々に広く知ってもらおうと近江八幡和船観光協同組合が、平成10年から奉納をはじめ、今年で27回目となる。
この日早朝、同宮の神職ら8人が来幡。午前10時から水郷めぐりの水運の安全を願って祀られている「よし大龍神」の社に関係者が和船で向かい、「奉納祭典」の神事を行い、大阪までの輸送中の安全祈願と西の湖の恵みに感謝した。
この日、奉納されたよしは、龍神の社周辺に育った背丈約3メートルのもので、直径20センチの大きさの15束を和船で同組合の乗り場まで運び、正午前、トラックで大阪に向かった。
同宮では、奉納された龍神のよしで、高さ約5メートル、幅5メートル、太さ20センチのアーチ状の大茅の輪を作製し、大手門に設置されるほか、天神祭りの神事にも使われる。
茅の輪くぐりは、夏期の無病息災と真夏の暑さを乗り越えられるよう健康を祈るもので、祭り開催中、同宮には18万人以上の参拝者が訪れる。
福永栄子同組合理事長(59)は「コロナ過の影響が収まり、段々と乗船のお客様も増え、元に戻りつつある中で、今年も大阪天満宮さんとびわ湖の水つながりで龍神のよしを奉納できることをうれしく思います。参拝者のみなさんが龍神のよしを材料にした茅の輪くぐりで汚れ払いをしていただき、真夏を乗り切っていたたければと思います」と話した。
同宮祭儀部長の柳野等禰宜(ねぎ・59)は「びわ湖の水は、ちょうど24時かけて大阪天満宮の前まで流れ着いているといわれています。そのびわ湖の水の浄化作用のあるよしをいただけることに大きな意義があり、有り難いことです。びわ湖は大阪の人々の水瓶でもあり、その恩恵に感謝しています」と話した。






