木村裕樹立命館大准教授を迎え 15日、木地師やまの子の家
【東近江】 木地師文化フォーラムが15日午後1時から、木地師やまの子の家(東近江市蛭谷町)で開催される。講話は午後1時20分~同2時50分、展示は正午~午後4時。参加無料。申し込み不要。
東近江市発祥と言われる木地師は、「森の守り人」と呼ばれ、森林保全に貢献するとともに、木の文化・森の文化を育んできた。とくに市内奥永源寺地域の「小椋谷」の蛭谷町、君ヶ畑町は木地師発祥の地と言われている。
フォーラムは、木地師が育んだ木の温もりの文化、漆工芸の文化への理解を一層深め、全国各地とのネットワーク化を促進するのが狙い。
講話は、立命館大学食マネジメント学部の木村裕樹准教授。明治時代以降の近代産業の発展に寄与したとされる木地師の知恵と技術について解説する。
具体的には、木地師の製品は、江戸時代まで椀や盆などの漆器の木地が中心。明治時代になるとそればかりでなく、紡績木管や万年筆などの近代産業や洋風の生活様式と結びついた多種多様な製品が生み出された。
道具も手引きろくろから足踏みろくろへ、動力も人力から水力や電力へと変遷、西洋からもたらされた旋盤も普及する。ろくろ技術の拡大とともに近代産業の発展に貢献した木地師の活動を紹介する。
展示では、ろくろや木地製品、蛭谷町に保存されていた写真や木地師のふるさとの関連するパネルなど。
問い合わせは、同市企画部企画課(TEL0748―24―5610)へ。
※ 木地師 木地師という生業の起源は約1200年前にさかのぼると言われる。第55代「文徳天皇」の第1皇子として生まれながら、皇位継承争いにやぶれ、数人の側近とともに都を離れ、小椋谷(現在の東近江市)にたどり着いたと言われる惟喬親王。法華経の巻物の「巻軸が回転する原理」から轆轤(ろくろ)を思いつき、その技術を家臣の「小椋・大蔵」などの一族に伝えたのが始まりとされる。







