近自然登山道整備工法を学ぶ
【東近江】 東近江市にある繖山(きぬがさやま)と箕作山を結ぶトレッキングコース「東近江トレイル」の保全活動やエコツアーなどを実施する東近江トレイル実行委員会は27日、日野町北脇の環境教育施設「東近江市 布引の森」で研修会を開いた。研修会にはメンバーら14人が参加し、里山の生態系や環境に優しい登山道整備を学び、保全事業に役立てた。
里山の自然環境や文化、生態系に親しむ布引の森では、さまざまな研修プログラムが開かれている。同委員会でも、里山トレッキングの人気とともに東近江トレイルの利用者が増加傾向にあることから、利用者が楽しめ、なおかつ環境に配慮した登山道整備を目指そうと研修会を施設に依頼した。
この日施設を訪れたメンバーらはまず、木々や植物、生き物に触れることができる里山内に設置された遊歩道を視察。その後、ネイチャーセンターで開かれた座学では里山保全活動団体「遊林会」の佐々木司さんから近自然工法が伝えられた。
山の地質や環境に合わせた登山道整備工法の一つで、歩きやすくするためだけでなく、流水による侵食を防ぐ形状や、生態系を生かした土壌整備などを兼ねた整備が紹介され、メンバーらは熱心に耳を傾けていた。
また、整備に必要な人手や資金を維持するにはどうすればよいかとの質問に、佐々木さんは「近年は登山を楽しむだけでなく、登山道整備に貢献したいという人が多い。保全活動や環境整備をメインにしたイベントを企画し、人を募ってみては」とアドバイスを送った。
約3時間の研修を終え実行委員会委員長の徳田幸夫さん(69)は「近自然工法をはじめ今後の活動の参考になった。仲間を増やしながら事業で役立てたい」と継続した保全事業に意欲をみせた。







