コンパクトシティ化構想 停滞なく推進へ
【竜王】竜王町長選挙は16日投開票され、無所属現職の西田秀治氏(72)が、いずれも無所属新人で元県職員の山添みゆき氏(61)と元大阪市立大大学院教授の畑明郎氏(78)を大差で破り、3期目を決めた。
人口減少対策として教育や交流の拠点を集約する町の「中心核」を整備し、その中心核と集落・団地を公共交通、情報ネットワークで結ぶ「竜王町版・コンパクトシティ化構想」の推進か見直し、中止かを争点に舌戦が交わされた今回の選挙。
「しっかり道筋をつけたい」とする現職西田氏が当選されたことで、有権者から「推進」の意思が示されたことになる。 投票率は、3陣営による激しい票の掘り起こし、とくに女性票の獲得へ注力した結果、4年前の前回を6・63ポイント上回る69・8%(女性投票率71・29%)だった。
午後10時過ぎ、当選確実の一報を受けて西田氏が支援者の前に姿を見せると、詰めかけた支援者や町議会議員のほか、地元国会議員、近隣市町の市町長、県議会議員、市町議会議員らによる万歳三唱で祝った。
西田氏は、「約束をしっかり実行する。代表的なものはコンパクトシティ化構想。そのための財源も用意しており、町民には心配ないよう進めたい」と表情を引き締めた。
同陣営では町議8人が支援に回ったほか、政党推薦では前回の自民、公明のほか、立憲民主、国民、労働組合の連合から受けた。
一方、コンパクトシティ化構想の見直しや町役場の環境改善などを訴えた山添氏は、支援母体なしで挽回できず、「女性でよく立候補してくれたと支援してくれた方々の期待にこたえたかった。思いを伝えきれなかった自分の力不足。申し訳ありません」と支援者らに頭を下げた。
コンパクトシティ化構想の中止と子育て・暮らし環境の充実を掲げた畑氏は、代表を務める「みんなで未来の竜王町をつくる会」や共産、社民から支援を受けたが、届かなかった。
開票から一夜明けた17日には町役場で町選管(楠本恭久委員長)から西田氏へ当選証書の授与が行われた。
授与式後に報道陣の取材に応じた西田氏は「今回争点になったことで注目してもらえる結果にもなったが、コンパクトシティ化構想にはまだ十分に伝わっていない部分があり、これからも丁寧に、町民の理解を深める努力をしていく。(対立候補も)政策に意見の違いはあれど、人口減少対策という重要なところへの思いは一致していた。ほかの陣営の政策も取り入れるべきものは取り入れて全体のまちづくりに生かしていきたい」と述べた。
竜王町長選挙開票結果
(投票率69・8%)
当選 西田 秀治 3,451票
山添みゆき 2,428票
畑 明郎 562票







