近江商人の旅道具など展示
【東近江】 五個荘伊野部町に住む人々の暮らしや文化をまとめた郷土誌の3部作が完成したのを記念し、本に登場する地域の自然や暮らしなどをパネルなどで紹介した企画展「ふるさと伊野部のくらし」が、五個荘図書館の一角で開かれている。
この3部作は、次代に伝統の文化を残そうと五個荘伊野部町自治会が発刊したもの。同自治会では、区民による編集委員会を2002年に立ち上げ郷土誌の編さんに取りかかり、08年に地域の歴史文化をまとめた『ふるさと伊野部のあゆみ』を発刊。20年には本編の補遺として地域の神社「建部神社」の由緒をひも解いた『鎮守の杜と建部神社』、今年3月には集落内にある正福寺を取り上げた『人々のくらしと正福寺』を作成し、郷土誌3部作を完結させた。
箕作山の麓に位置する伊野部の豊かな自然と動物、農村集落として育まれた暮らしや営みを、古文書や文献、聞き取りを参考にしながら地域の歴史文化を記録したもので、企画展ではそれらをパネルで紹介するほか、3部作の編さんに携わってきた同町の北川純一さんが所有する近江商人の旅道具や当時流行したおもちゃなどを展示し、昔の暮らしを伝えている。
また、2022年日展で特選を受賞した東近江市出身の日本画家・今村市良さんの作品や、建部学区で水彩画教室を開く谷口隆雄さんの水彩画も展示し、故郷の風景を紹介している。
同館の本間夕香館長は「子どもたちには郷土学習の一環に、年配の方には懐かしんでもらえたら」と来場を呼びかけている。
展示は27日まで。なお、本書は市内の各図書館で貸し出ししている。月、火曜日休館。問い合わせは、同館(TEL0748―48―2030)へ。







